日日是好日~税務にまつわる日々の記録〜

税理士試験と税務実務とそれにまつわることを徒然なるままに書いていくブログ

税理士試験終了

8月9日の第67回税理士試験法人税法、無事受験を終えました。

 

試験会場の教室に入り黒板を見ると、答案用紙のページ数が

 

第一問 3ページ

第二問 4ページ

計 7ページ

 

と目に飛び込んできたときは、恐らくほとんどの経験者は去年の本試験の問題が頭をよぎったと思います。

 

つまり、法22条の解釈型問題。

 

今年もやっぱり出るかと考えたのは自分だけではなかったと思います。まぁ出るというのは重々承知で対策を立ててきた訳ですから当然といえば当然です。

 

しかし、蓋を開けてみると、

 

青色申告

外国子会社配当等

国税額控除

タックスヘイブン税制

 

という理論問題構成。

 

法22条が全く出ていない肩透かしよりも、青色申告タックスヘイブン税制が出題された肩透かしのほうが相当堪えたところが多いという印象です。

 

私は大原を受講していたのですが、この2つの理論は両方Cランク。出目の低い理論として挙げられていました。もちろん答練では一切出題なし。

 

後に雑誌の会計人コースを確認してみると、タックスヘイブンの予想を立てていたのが大原のみだったということが分かりました。青色申告は一切なし。

 

とはいえ、大原はCランクが出ないとは一切述べていませんし、授業でも解説はしていたので、満遍なく確認することを怠らなかった人に有利に働いた問題でした。

 

計算も個別問題形式での出題。工事、貸倒引当金、減価償却、特別償却準備金、交際費等という出題でした。

 

コメントが求められている箇所があり、模試等でそう多くは対策を立ててないところもあり、すべて書き切った人はそれほど多くはないとみています。

 

所感としては、去年よりも解きやすい分、理論は意表を突く問題、計算は油断を誘うような問題構成で、何かしらの問題が解けていないというところです。

 

とりあえず、試験が終わりました。12月まで結果待ちですが、別の勉強計画がありましたので、その勉強を始めていこうと思います。

 

 

 

 

直対①②

直前期真っ只中のためブログ更新停滞気味ですが、遅ればせながら第1回第2回直対の模試結果の発表です。

 

直対①

理論 30点 57.85%

計算 46点 4.21%

合計 76点 24.39%

 

直対②

理論 32点 60.71%

計算 34点 40.47%

合計 66点 51.71%

 

この上無く不安定な成績。特に理論は①では規定理論の抜き出しミス、②では分割の該当理論の選択ミスで大きく減点です。

 

計算は①は上々の出来。

②は取っ付きの悪い問題と0記入で指示を漏れなく読み取り対応させる問題で要復習です。

理論の当たりどころが悪いといえばそこまでですが、法的理由で点数を稼いでいるのは去年と比べてそれなりの進歩です。

 

あと少しなのでめげずに詰めていきます。

 

第2回プレ

※ネタバレあります

 

日曜ロングクラスで直対①とプレ②の2本の模試を立て続けに受験しました。

 

朝から持病の眼精疲労にやられて体調不良を理由に受験を持ち越そうかと考えましたが、教室受験、受験時間シミュレーションを重視して何とか受験。眼精疲労は指でマッサージして乳酸の分散で対処することで何とか普段通りの体調で受験できました。

 

直対①は答案返却時に成績を書きます。簡単に書けば計算はバッチリ、理論はまたやらかしました笑

 

プレ②の結果です。

 

理論 41点

計算36点

合計77点

 

午後の受験で少し気が抜けたせいか、計算で少しつまづきました。計算は特殊論点を多く寄せ集めた印象。税効果会計、 資本等取引、工事損失など、少し普段と違う処理が求められる問題でした。

 

丁度曖昧になっていた論点だったので良い復習になりました。

 

肝心の理論ですが、こちらはあまり出目が高くないのではと思う論点、法22条、申告関係、有価証券、DESなど。

 

法22条は無難に解答。DESも仕訳は完璧に解答し、法的理由も要点を示していたため大方は加点です。

 

申告関係は最後の更正の請求だけミス。直対テキストに載っていた項目なので、また復習しなければ。

 

直対①とプレ②。あっち立てばこっち立たずという成績が続いています。なかなか気持ちとしてはスッキリしません。しかも、ここ最近は体調不良が甚だしく、まともな勉強が出来ていない状況です。何とか本腰を入れなければ

TAC全国統一公開模擬試験結果

昨日、TAC全国統一公開模擬試験の答案が郵送で返却されました。

 

理論18点 51% B判定

計算30点 10% S判定

合計48点

総評A判定 29%

 

という結果でした。

 

見ての通り、理論でコケてしまい足を引っ張る結果です。計算に時間を取られすぎたこと、理論を書くスピードと判断スピードが足りないことが点数が伸びていない理由かもしれません。

 

今回の判定ですが、噂では例年よりも甘めの判定と言われていますね。実は初めての他校の模試を受験するということで、判定の目標は低く見積もってB判定、あるいは30%内を目標に据えていました。

 

一応30%には入れたので、目標には達成しているのですが、A判定は確かに思ったよりも甘めかもしれません。本来ならBくらいでしょう。

 

とはいえ、総評よりも気にしているのは点数の取り方の方です。計算はおよそ10%に入り、一定の安定感は保てているのかなと。理論は毎年何処かでコケてます。

 

全日制の講師が仰っていたことをいつも思い出します。

「とにかく計算やからな。みんな理論にもっていかれるけどな。」

相続税の勉強していた際受けたアドバイスでしたが、恐らく科目共通ではないかと今では思います。

 

理論は弱点があぶり出されたと思って次に繋げるしかないですね。思えば合格年の全統の成績は良い成績でしたが、安心することは全くありませんでした。安心のために模試を受けるのではないとつくづく思い知らされますね。

 

 

第1回プレ

 

※ネタバレあります。

 

第1回プレを解答しました。プレは自己採点というのは以前から知っていましたが、全日制では講師に採点してもらっていたので、自分で採点する行為に何か違和感があるようなないような。。。

 

辛すぎず、かつ、甘すぎずの基準で採点した結果、

 

理論38点

計算45点

合計83点

 

という結果でした。

 

採点基準はある採点フレーズがなければ基本的には減点しています。

 

まず理論ですが、借地権と譲渡制限付株式、固定資産の取得価額という内容。

借地権は金額はしっかり合わせて、仕訳はニュアンスが伝わる科目を書いたので大体OK。

ただ、根拠規定のフレーズが暗記精度が悪く所々抜け落ちて減点。ポロポロ点を落としました。 

 

譲渡制限付株式は最後の仕訳の科目が思い出せないために、とりあえず株式報酬費用で解答。損金になる点は間違いではないにせよ、役員という文言が入らないことが気になり、思いきって五点減点。痛いミスといえばここですね。

 

最後の固定資産取得価額は4問構成。4問すべての取得価額は合わせました。通達関係なくテキスト、理サブベースで解答できます。

その理由となるとフレーズが抜けるなどして減点。とはいえここは黒星なので、今のところ解けなくても良いとしています。

 

理論は全体的に暗記精度が課題となりました。

 

計算は難しくもなく優しくもない問題でした。ただ分量が多く、ある一定のスピード感をもって正確に捌いていく必要がありました。

 

間違えたところは主にコメント欄と役員給与の損金不算入の金額のみ。コメントはフレーズ抜けの減点をシビアに採点し、四点減点でした。

 

今回の計算の出来は上々でしたが、所々に通達と直対テキストの内容が絡んできました。理論も暗記精度の他に、適用要件の整理も計算のコメント対策のためにもこの時期は必要ですね。

 

 

TAC全国統一公開模擬試験

午前9時半のTAC全国統一公開模擬試験の法人税法を受験してきました。

 

過去教材利用はあるものの、TACの模試を受験するのは今回が初めて。大原が7月中旬に全統を開催しているのに馴れている身としては6月受験は早いなと感じたり、なかなか新鮮味のある経験でした。

 

そのTACの問題、ネタバレを避けつつ述べると、形式は大原の模試と比べて解答欄と科目名以外はさほど大きな差はないように個人的には思いました。

 

むしろ本試験を意識した、細かい論点を比較して違いを把握しながら解答できるかを問う、痒い論点を出題しているという印象でした。特に昨年の本試験の傾向を意識して作成されているなというのが実感でした。

 

元々、他校の模試は本試験の雰囲気に慣れる訓練を目的としていたので、結果はともあれひとまず終了です。

 

とはいえ、納得出来る解答が実践出来ているとは少し言い難かったかなと。おしいミスも発見していますし、弱点が洗い出された結果のような気がします。

 

これを期に本試験への対策に繋がればそれで良し。大原直対に向けて戦略を練ります。

 

 

 

実判総括

実判6回分の総合平均は15%、理論A、計算AA、合計Aランクでした。

 

結果としては去年よりは若干下がっています。ただ、今年は一回目から少しずつ感覚を取り戻すのも兼ねていたので、受験回数を重ねるうちに計算は上昇傾向に入りました。計算が安定するのがやはり安心材料になります。

 

総合評価としては第4回の理論以外は安定した点数を出せているのでひとまず及第点といったところです。去年とは違い、今年はほとんど力まずに受験出来たことが大きいです(とはいえミスも多いのですが)

 

受験しているうちに今年の受験者レベルが高いことが明らかになってきたので、去年よりも順位は下がりましたが、本試験勝負としては十分対抗できる余地はあるだろうと思っています。

 

ここからいかにピークを本試験に持っていけるか、余力を少しずつ詰めていきます。まずは来週のTAC全統で本試験感覚の刺激に慣れることからですね。