第5回実判
午前中に第6回実判を受験しました。
計算がなかなか骨のある問題といいますか、痒い論点が多かった印象です。総じて平均点は高くはなさそうですが結果はどうなるか。
第5回実判の答案も返却されました。
理論50点
計算46点
合計96点
分布4.4%
第五回は理論計算ともに解答後の手応えは良かった分、上位には入る予想はしつつも、ふたを開けてみると上位10%が94点と高水準。
受験者も回を重ねても減少しないという傾向から、経験者率が高いハイレベルの勝負に今年はなりそうです。
理論は欠損金と株式交換の出題。特にひねるような論点はなく、理サブの暗記と論点整理が出来ていれば高得点出来る問題でした。
やはり暗記の精度は課題ですね。書いている途中で表現に迷うことは多々ありますが、税理士試験を続けてきて無くなることがありません。
計算は連年形式の問題。連年なのでそこそこ複雑になるかと思いきや、別表五がないため連年形式の特徴が半減、比較的取り組みやすい問題だったと思います。
今後は理論は精度の維持と事例形式対応のための論点整理、計算は基本の総復習と判断力とスピードの向上が課題ですね。
捕らぬ狸の皮算用①
試験のモティベーションを維持するために、隙間時間に試験後の予定を考えたりしています。
まず、趣味としてドラム。しばらく触れていませんでしたが、あの音の迫力、コックピットのようなドラムセットに触れてみたいという衝動に駆られています。
ジャズがやりたいですね。目指せアート・ブレイキー、はたまた憧れのフュージョンドラマー、デイヴ・ウェックルの超絶テクニックか。
もう一つは、資格試験を利用して実務の勉強です。
今日はファイナンシャルプランナー(FP)の試験がありました。FPは所得税や社会保険、不動産など実務に直結する知識をまんべんなく勉強出来るので利用しない手はないでしょう。
ただ、試験を受けるかどうかは今のところ考えていません。
実務を経験して見えてきたことですが、押さえる範囲が膨大です(少なくとも自分が把握している範囲では)
所得税法、社会保険、源泉徴収、会社法、民法、借地借家法、財務分析などなど、挙げるとキリがないような分量です。
資格試験というは体系立って勉強できるのが利点ですが、試験合格を目標に据えると合格のために知識を維持するのに相当のエネルギーを費やすことになってしまいます。
最近ではオンデマンド講座が盛んに公開されてきているので、それを利用して知識を網羅するのを当面の目標にしようと計画中です。詳細は次の機会に。
第4回実判
今日は第5回実判を受けました。出来が良かったと思いきや、講師が教えてくれた得点分布の現状の高さに目を疑うばかりでした。。。
法人税法第4回実判が返却されました。
理論32点
計算47点
合計79点
分布30.7%
理論の適格現物分配の規定のところを現物出資を書いて大きく減点。今回の実判のお決まりのミスをしてしまい、本試験でなくて良かったというところ。
ほかには事例問題で敷金の扱いを説明させる問題では説明不足から減点。基本的な筋道から外れた解答をしていました。
計算は確定決算型の形式による出題。租税公課の論点が特殊な分以外は大きく外さず解答。弾みがついたのか計算のみでは3%と飛躍しました。
第4回を終えて、計算の点数が伸びてきました。これは良い傾向ですね。
全日制時代に講師から言われていたことは「理論より計算を重視すること」でした。今まで合格した科目の合格した年の解答では計算が合格確実ラインに乗らなかった回はないので、理論に費やした労力に比べて実は計算が決め手になっていたりします。
今回、理論を外したとはいえ、計算の出来が戻りつつあるのは収穫でした。この調子で次に繋げようと思います。
第3回実判
午前中に第4回実判を受験しました。朝から視神経の不調に苛まれつつ無事受験終了。
結果は理論で大コケ、確定決算型の計算は久しぶりの会心の出来。コケた内容は答案返却された後程に。
同時に第3回実判が返却されました。
理論49点
計算40点
合計89点
分布14.8%
理論は公益法人等の課税所得の範囲についての減点以外はほぼ完璧。去年は苦手にしていた外貨建取引についても仕訳から根拠規定まで模範解答通りに答案を仕上げることができました。
計算については、みなし配当の所有割合を乗じなかったために大量失点。問題構成が良くないという講師からのコメントがありながらも痛い失点となりました。
留保金課税も住民税で使途秘匿金を足し忘れているミス。正答率を見てみると11%と想像以上に低かったのですが、税率改正と使途秘匿金の足し忘れ、どちらで間違えている人が多いのか気になるところです。
やはり計算の基礎項目を積めてい必要がありそうなので、テキストの読み込み等、基礎の総確認に取り組んでいきます。
第2回実判
法人税法第2回実判が返却されました。
理論45点
計算44点
合計89点
分布13.0%
理論は講師から関連者等の規定を記述する前提を読み飛ばしを指摘するコメント。今後問題の読み飛ばしをしないように改めて注意を促されました。
過少資本税制の超過金額算定をミス。手痛いミスでマイナス2点をしつつも理論は9割をキープ。
計算は貸引の債権金額の集計が合わず、繰入額でミス。
分量が多い代わりに、一つ一つは基本的、複雑な論点は多くないものの時間を70分ほど使い、所々でイージーミス。
第2回は仕事後の教室受験、かつ、神経の疲労感も伴って受験後の疲弊感は今までの模試のなかでも相当なものでしたが、力まず冷静に受験できている点では初学のときよりよ良い傾向かと。
基礎論点で所々ミスや曖昧な所が出てきているので、基本の総復習も少しずつ進める必要がありそうです。
運も実力のうち
税理士試験には運の要素、例えばどこが出題されるのか、試験委員による問題傾向、難易度、答案基準が公表されない、噂では誤採点があるなど、他の資格試験とは異なり統一性がなく、そこが税理士試験の難しいといわれる所以でしょう。
2年前に消費税法と相続税法に合格した年を振り返っても、直前の模試で出題された黒星論点(基礎論点ではない高難易度論点)が出演され、かろうじて押さえていたために解答できたのが合格の決め手ではなかったかと思うことがあります。
とはいえ、やはりそれ以外の9割は基礎論点で点数を稼いだので、地道ながらも着実に基礎論点を取るのが合格を掴む王道です。
でも、その黒星論点も押さえておきたいと受験生なら気になるところ。自分も気になる性分だったので押さえにいきました。
そのときに意識していたのは、他の受験生ならこの論点は押さえにくるかどうかということ。
基礎は言うまでもなく、黒星論点であっても、理解や結論がシンプルで手間のかからないものなら押さえにいくのも手でしょう。
理論もABCランクに分けられていますが、ABは全部、Cは主要項目に限るなどメリハリをつけて覚えるなどすれば、いざCランクが出たとしても覚えたところは書けるかもしれません。
それでも、確実という実感はないです。これは試験当日までずっとそうでしょう。
そんなとき思い出すのが、サッカーの岡田武史監督の言葉。
98年のW杯に日本を出場させた岡田監督です。
その岡田監督があるJリーグの試合で、明らかな審判の誤審によって負けたときに発言した言葉、
「審判も人間ですから間違いはあります。それも含めて、我々は勝たなければ駄目なのです。」
岡田監督が教えてくれたこと。それは
運も実力のうち
そして
腹を括れば、運が廻ってくる
ということなのでしょう。