日日是好日~税・戦記~

税理士試験と税務実務とそれにまつわることを徒然なるままに書いていくブログ

2018年の抱負

新年明けましておめでとうございます(遅めですが(^_^;))

 

このブログも気ままに始めたので、更新が途切れ気味ですが、今年はブログに挙げられる記事数を増やすように努めていきたいと思います。

 

去年、税理士試験を終えましたので、試験特有の1月からの慌ただしさというのはなく、気は楽にはなりました。税理士試験が控えていたここ5年間は12月末から、初学者は勉強量を増やし、経験者は総ざらいの復習をかけることで意気込んでいましたから。

 

今年は資格試験を受けつつ、実務の勉強に集中したい年ですね。税理士登録も今年中にはすることになると思います(本人の意向も関係なく無理矢理登録させられるわけですが(^_^;))

 

今年は、実務の基礎的な内容を満遍なく押さえるのが目標になるでしょうね。税理士試験ではないですが、あまりマイナー論点に走らないように実務書を読み漁る感じでしょうか。知識の幅を増やすことですね。

 

もうひとつは活動の幅を増やすこと。

 

試験勉強に時間を費やしたため、ここ5年間はプライベートをほとんど犠牲にしました。人となるべく関わらない生活をしてましたから(^_^;)

 

でも今後はそうもいかなくなるでしょうから、断らずにドンドン顔を出していこうと思います。

 

昨年も仕事を始めてから時間が空いたときに顔を出したお陰で、色んな方々にお会いすることができました。

 

試験勉強という棚卸しで事態も好転しましたし、今年もさらなる棚卸しをすることでより良い循環に入る年にしたいですね。

 

 

 

第67回 法人税法 答練成績

前回の記事で申してましたとおり、第67回税理士試験法人税法対策の大原の答練の成績一覧を記載しておきます。

 

実判あたりは力を抜いて受験。全統あたりからの成績の伸びにより、本試験に向けて実力を丁度良いペースで調整できました。

 

どちらにしても、本試験は模試の成績がそのまま反映されるものではなく、出題運や体調など、自分でコントロールできない運も絡むのは事実ですね。今回の合格も理論の出題で助けられたところもありますので。

 

 

実判① 理43 計39 合計82 分布16.2%

実判② 理45 計44 合計89 分布13.0%

実判③ 理49 計40 合計89 分布14.8%

実判④ 理32 計47 合計79 分布30.7%

実判⑤ 理50 計46 合計96 分布4.4%

実判⑥ 理45 計43 合計88 分布13.0%

 

直対① 理30 計36 合計76 分布24.39%

直対② 理32 計34 合計66 分布51.71%

 

全統     理21 計44 合計65 分布19.89% A

全統(TAC) 理18 計30 合計48  分布 2割あたりA 

直予① 理39 計34 合計73 分布4.45%

直予② 理40 計43 合計83 分布8.54%

直予③ 理34 計46 合計80 分布13.49%

 

第67回税理士試験総括(法人税法)

官報合格を果たした最後の科目は法人税法2年目。

事務所に就職してから初めて社会人過程の教室講座を受講し、受験を迎えました。

 

当然ながら専念の頃と比べて、大分と勉強に使える時間が減りました。成績に影響が出ることは予想できていましたので、専念時とはまた違う作戦を練る必要がありました。

 

大方の方針は以下の通り。

 

① カリキュラムで用意された基礎の徹底

② ①の理解を踏まえた応用論点を出来る限り押さえる

③ 理論はABCランクを全て押さえる

④ 模試の成績は気にしない

⑤ ピークを試験日に合わせる

 

①は、専念時の勉強方法の反省から、また、社会人一年目で仕事と勉強のペースを掴むのに時間がかかることを考え、最低限の基礎を徹底して漏れなく解けるようにする、これが合格する着実な方法だろうと思い特にこだわりました。苦手論点を残さない、穴を潰していく方針です。

 

②は解釈型の理論問題と計算のコメント対策のためで、基礎から派生した応用理解を問う問題を解けるようにするという方針。誰が見ても基礎から離れているような論点は捨てました。専念では基礎外論点も大分押さえていたのですが、さすがに働きながらは無理なので。

 

③は法人税特有なのか分かりませんが、Cランクが毎年何かしら出題されている傾向にあるため、ヤマを張らない方針で暗記しました(実際に今回も大原ベースのランクで2つのCランクの理論が出ています。)

 

消費税相続税はABランクが主な印象ですが、法人税は範囲が広いからか、ヤマを張って外す怖さがありましたので、ランク表の理論は全て押さえました。

 

これだけでも結構な分量の勉強量だと思いますが、意外と難しいのは④⑤のメンタル面ではないかと思いました。

 

答練の成績は人一倍気にしてしまう性分なのですが、答練の成績を気にして直前期に神経を磨り減らすよりは、模試を何が足りないかを分析する材料として揃える機会にし、苦手論点を克服して本番に繋げるために利用することにしました。成績はあくまで手段であり目的でないということです。

 

そして、あくまで本番が一番大事であることを意識し、実判が終了した6月あたりからペースを上げるようにしました。それまでは燃え尽きることのないよう、淡々とカリキュラムをこなしていくイメージです。

 

実際には5月から答練が始まり成績が出されると、気にしないことがなかなか難しく、7月上旬の直前対策模試に成績が悪化したときはメンタル面で苦しいものがありました。

 

答練の成績はまたブログでアップしようとは思いますが、成績を気にせずに粘り強く弱点を潰していった結果、本番3週間前に成績が上がり、自信には繋がりました。

 

専念とは違い、仕事しながらの受験は作戦がやはり必要ですね。経験者は特にメンタル面との向き合い方が重要だと実感した今回の受験でした。

 

第67回税理士試験結果

12月15日付けの官報にて第67回税理士試験結果が発表されていました。事務所に出勤し確認したところ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

名前がありました…官報合格…。

 

 

 

 

正直なところ、「今回の法人税法、落ちてるかもな、でももしかしたら…」というくらいの期待のなさで、発表も前日までほとんど気にしていませんでした。

 

前日はうっすら気持ち悪い心境でしたが、もともと期待していなかっただけにぐっすり眠っていたくらい。

 

これまでの合格実績を振り替えると、合格した年の手応えは合格しているかも!という期待が大きく、自己採点も行い、年内には受験した科目は一切勉強せず、発表を期待して待っていることがほとんどでした。

 

今回は、自己採点も一切しない、講師に報告だけはしてボーダー当たりの出来という返事を貰ったきり、年内は年内完結を受講申し込みをして、Web動画を視聴するに留めるという、何とも中途半端な心境でした。

 

官報合格は嬉しいというよりは、信じられないのと同時に安心したのが一番近い実感です。

 

何はともあれ5年で税理士試験勉強に終止符を打つことが出来ました。

 

来年から色々と忙しくなりそうです。実にありがたいことですね。

 

 

 

 

ブックレビュー3~『緊張をとる』

 休みの日に一気に読んで面白かったので紹介したいと思います。

 

伊藤丈恭著『緊張をとる』です。

 

緊張をとる

緊張をとる

 

 

本屋でたまたま目にし、帯に書かれた『なぜ俳優は舞台で緊張しないのか?』という文言に牽かれて手に取ってしまいました。

 

読んでみて、久しぶりにこれは「当たり」の本でした。

 

二人対話形式で読み進める本で、主人公である真面目な会社社員が社内のプレゼンに成功し意中の先輩女性に告白するために、大阪弁のスナックのママから緊張のとりかたを演劇的アプローチから伝授してもらうという筋書き。

 

印象に残った言葉やフレーズを挙げると、

 

「成長は三歩進んで二歩下がる」

 

「瞬間的緊張と慢性的緊張」

 

「二段階思考」

 

「最初の行動の段階で否定しない」

 

「やり過ぎから入り、後で調整」

 

「質より量から入り、ゆっくり量より質に移っていく」

 

「集中とリラクゼーションは深い関係にある」

 

「ポジティブはネガティブ要素で構成されている」

 

等々

 

詳細は本書を読んで頂くのが一番ですので省きますが、全体で言いたいことの本質は「焦らない、背伸びしない」ということ。

 

大きな目標のために失敗を繰り返す。それもわざと繰り返す。

 

あらゆる躊躇をとり、やり過ぎることで表現の器を造る。

 

失敗を繰り返して自己想定内にしてしまう。

 

目標自体はポジティブ思考ですが、辿るプロセスは物凄くネガティブ。

 

ネガティブのない単なるポジティブ思考(本書では三流のポジティブ、略して三ポジ)は失敗しやすく、あまり信用出来るものではないのだとか。

 

演劇の話だけでなく、一般人の日常生活の修養にまで通ずるような考え方も紹介されています。

 

大阪弁でしゃべる元天才美人女優のスナックのママさんの会話を読んでいるだけで緊張が抜けていくような面白さ。

 

一読をおすすめします。

 

 

 

 

FP検定3級の受験

当初は予定してなかったのですが、利用している有料自習室の勉強仲間との話の流れで、FP3検定級とTOEICを受験することになってしまいました。

 

FP検定3級はまあ良しとして、何故にTOEICの受験なのか。。。

 

英語が苦手な身としては乗り気にはなりませんが、英検のように合格不合格がないからとりあえず受けたら良いじゃんという理由で受けるので痛手は受けません(多分)

 

FP検定は短期間勝負で集中的に。税理士試験とは違って、実務で使う幅広い知識を抑えるには、利用しないよりは利用した方がいいと思います。ちょっとした知識が結構実務で活きますからね。

 

ネットですでにFP検定の申し込みもしました。試験日は1月28日。あとはやるだけです。

ブックレビュー2~『知性を磨く―「スーパージェネラリスト」の時代』

ブックレビュー2回目は新書からの紹介。

 

 

知性を磨く― 「スーパージェネラリスト」の時代 (光文社新書)

知性を磨く― 「スーパージェネラリスト」の時代 (光文社新書)

 

 田坂広志氏の本は税理士事務所に勤め始めた頃、古本屋でふと手に取ったことを切っ掛けに読み始めました。

 

21世紀に活躍する人材がいかなる人物で、そのような人物になるにはいかなる知性を身につければ良いのかを記した本です。

 

個人的に将来の方向性に迷いが生じていた時期に読んだので、その深い洞察にうんうんと頷きながら読んでいました。

 

特に読んで印象に残ったポイントは「知性」と「知能」は似て非なるものであるという点。

 

「知能」とは→答えがある問いに対して、早く正確に答える能力

 

「知性」とは→答えがない問いに対して、問いを問い続ける能力 

 

言い換えれば

 

「知能」→言葉で表せる能力、専門的な知識

 

「知性」→言葉では表せない能力、職業的な知恵

 

とのこと。

 

まさに、受験勉強、資格試験などは「知能」ですよね。

 

では、もう一方の「知性」とはどんなものかというと、

 

「思想」「ビジョン」「志」「戦術」「戦略」「技術」「人間力

 

と、全部で7つ挙げられていました。

 

これからはこの7つの知性を備えた「スーパージェネラリスト」が活躍する時代になる、と述べています。

 

知識だけでは必ずしも活躍は保証されていないということですね。

 

この「知能」と「知性」の違いを問う例として、本書では

「なぜ、高学歴の人物が、深い知性を感じさせないのか」

という、ある意味辛辣な問いを発しています。

 

読んでいて、「あぁ、確かにそういう人いるなぁ。」と頷いていました(笑)老若男女問わずいますよね。自分も深みについてはまたまだですが。

 

深みの違いは「知能」で答える問いと「知性」で問い続ける問いとの違いだったんだと、本書で改めて教えて貰いました。

 

著者の田坂広志氏は、大学院で原子力の研究をされた後、民間企業で営業で活躍されてきた方。

 

「営業で売るのは商品ではない。その人間と組織である。」

 

この田坂氏の言葉は、士業を志す方も肝に銘じておいて良いのではないかと思います。